寸法図形
CAD寸法図形は、設計の正確なサイズ伝達、設計意図の明確化、製造プロセスの効率化において重要な役割を果たします。これにより、品質管理、コスト削減、部門間の円滑なコミュニケーションを支え、製品の一貫性と信頼性を確保します。
NijiCADでの寸法図形は、寸法線、寸法補助線、寸法値、矢印からなる複合図形です。寸法値は寸法線の長さに応じて自動で更新されます。
作図方法も単純で、オブジェクトスナップと距離入力を使用して正確に記入できます。
寸法の押さえを変更したい場合は、STRETCHコマンドやグリップ編集により、寸法線、寸法補助線、寸法値を自由に移動させることが可能です。
寸法値の向き
寸法値の向きは重要な要素です。図面での寸法値は、水平方向では上側を向き、垂直方向では左側を向きます。この一貫したルールにより、図面が読みやすくなり、ミスも防ぐことができます。寸法図形においてもこのルールは適用され、自動で文字の方向が変更されます。
寸法値の向きの変更
寸法値の向きは基本的に自動で設定されますが、例外的に変更したい場合もあります。例えば、道路幅員を記入する際、寸法値の記入ルール上は上側を向くのが正しいですが、必ずしも読みやすいとは限りません。そのような場合は、DIMHORBASEコマンドを使用して個別に寸法の水平基準を制御することができます。少し首を左に傾けて見ると意味が理解できるでしょう。
NijiCADでは、運用を考慮した独自の実装を行っています。シンプルで効果的な機能を提供し、ユーザーのニーズに応えます。
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