プラットフォーム

NijiCADは、デスクトップブラウザやローカルPCで使用可能なクロスプラットフォーム対応のアプリケーションです。ChromeやEdgeなどのブラウザからアクセス可能で、またWindowsやMac OSに対応したインストール版も予定しています。

ユーザーインターフェース

コマンドラインを通じてコマンドを入力し、アプリケーションを操作します。メニューバー、ツールバー、サイドパレットを組み合わせることで、多様な機能へのアクセスが可能になります。主要な機能はコマンドラインから起動し、利用状況に応じてGUIからも起動できます。これらのユーザーインターフェースを組み合わせることで、効率的な作図体験を提供します。

作図領域

WebGLを用いたレンダリングにより、図形の表示を行います。PixiJSというWebGLライブラリを採用することで、高速かつスムーズな操作体験を提供します。領域の移動はマウスの中ボタンを使用し、ZOOMコマンドにより特定の範囲の表示も可能です。

図面ファイル

.nijicadという拡張子を定義し、テキストベースのjsonフォーマットを採用しています。これにより、入れ子構造が明確化され、.nijicadファイルは基本的に全ての定義を内包します。画像データ、線種定義、印刷スタイルなど、全てが一つのファイルに含まれています。

コマンド

全ての機能はコマンドベースで設計され、コマンドラインではオートコンプリート機能を通じて目的のコマンドを簡単に見つけることができます。複雑な入力が必要な場合は、ダイアログを使用します。また、機能の統合と分割は明確なガイドラインに基づいて実装されています。

システム変数

図面の一般設定は保存され、次回開くときにその設定が保持されます。これには線種尺度や寸法尺度などが含まれます。図面に依存しない設定は、セッションが終了すると開放され、次回は再設定が必要となります。例えば、OSMODEは起動時に固定されていますが、将来的には仕様が変更される可能性があります。

印刷

PDF形式での印刷が可能です。印刷スタイルにより、ペン番号を用いて線の太さを制御します。また、塗りつぶし領域の透過性を反映させたり、文字図形を文字列としてPDFに埋め込むことも可能です。

データ書き出し

SVGファイルとしてのエクスポートが可能で、またHTMLの<svg>タグや<img>タグを通じて取得することもできます。さらに、メモアプリなど他のアプリケーションに埋め込むことも可能です。